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2024年4月 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する

【たとえば、と口にする君が】
 (千晶推参/鳴と至)

 また言い出すな、とすぐにわかった。
 古めかしい喫茶室内にある赤いソファに座り、至は紅茶を口に運ぶ。コーヒー派だと思われがちだが、至は紅茶を愛飲していた。
「たとえば、僕と至が出会わなかったらどうなっていただろうね」
「それは俺にとって大きな曲がり角だな。鳴がいないなんて、俺の人生の損失だ」
 たったそれだけで向かい側に座る君は笑う。
 嬉しいのはわかるが、大袈裟だろうに。
LINEスタンプ風のまのらさんなど、もしくは自創作キャラクターを作りたいなど。
圧倒的に足りないイラストストック。
公募に出すなど今月はがんばりました。
あと、SNSで話す前にこちらで書いておきたい、聞いてもらいたいというこちらにとって面倒な存在になっている気もします。
私の自我はこちらにあるのです。
自分の趣味が少しずつわかってきたのでどうするかなあと。
書きたいです。でも、なあという心境。