一年ぶりの『新婚のいろはさん』感想になります。
今回は感想を書かずにはいられないほど甘かった! のです。
【あらすじ】
新婚である新妻夫妻(にいづまふさい)は車の渋滞にはまった。妻であるいろはさんは夫の始(はじめ)さんに間をもたすためにしりとりを提案する。
しりとりは「類語を10個言う訓練をしている」始君の圧勝。そこから始まる、友人、同じマンションの住人、ラーメン屋の店主を巻き込んだ類語ゲーム。
いつもと同じ夜を迎えたと思いきや、いろはさんが「今日最後の10個ゲーム」を始めた。
【感想】
今回はとにかく甘い! 読んでいてこれほど、どきどきして口の中が乾いてしまう経験をするのか! と思うくらいに。
『新婚のいろはさん』史上最大級の甘さです。
OYSTER先生は非日常へ日常をまぎれさせるのが上手な漫画家さんです。『男爵校長DS』の月彦さんの存在など。
けれど、最近の『新婚のいろはさん』は日常に「こんな発見があったんだ!」と思わせるネタの使い方と甘さが際立っています。以前もそうでしたが、さらにマシマシ。
今回の題材である「しりとり→類語ゲーム」も、両方ともふとした時に楽しくなってしまう遊びです。私もはまったことあります。
それがOYSTER先生にかかると、いろはさんが始君に「好きの類語を10個言う」というなんとも甘々な「転」になる。考え付きそうで、実際にやられると読んでいて照れずにはいられない場面でした。
そこからSNSの「いいね」の仕組みに関する始君の理屈に負けない、いろはさんの
「押して? 私の「いいね」」
胸に指でハートマークを作って、こんなにまで迫るいろはさん。意外そうですが、本人も第40回で言っていた通り束縛するタイプなのですね。かわいい!
そして結局いろはさんのいいねは直接押せない始君でしたが、最後の「たっぷり返す始君」。
ここで彼はやります。
後ろからいろはさんを抱きしめ、「愛してます」の類語5連発。
正直に格好良かったです!