Memome

【春の訪れはいつも君と】
(銀鈴檻/リンカーとネイション)

 春が来た、と貴方は微笑む。
 吹き付ける暖かな風を頬に受けて、また、道端にほころび始めた花を見つけて、その一つ一つに尊さを見つけ出して芽生えの季節が訪れたことを喜ぶ。
 リンカーが冬の終わりに気付くのは、ネイションが春と再会した瞬間だ。
 あと十回は、そうなればよいと思うほどに。