疲れていると思っていたのは感冒のせいでした。
不覚を取りましたので、大人しくしています。
不覚を取りましたので、大人しくしています。
私はわりと情報摂取中毒の気があるのですけれども、いまは大分情報から離れたい時期です。狭い箱庭で己の好きなものに囲まれて落ち着いていたいという願望。
疲れているみたいです。
あんまりこういうことをこちらにも残したくはないのですけれどね。
疲れているみたいです。
あんまりこういうことをこちらにも残したくはないのですけれどね。
「成瀬の物置き」に小さな叫びという感想を追加しました。
また、プライバシーポリシーの改定をしました。
また、プライバシーポリシーの改定をしました。
『ぼくたちん家』の第八話を観ました。
悪いことと一概に括ろうとしても、どうしてもグラデーションはあるのでしょう。
波多野さんが連れていかれた時はまだ真実が明らかになってはいないことにほっとしましたが、結局ほたるさんの父親のふりをしていたことはほころびを見せて、松さんに露見してしまいました。ですが、事情はまだ伝わっていません。誰も伝えられません。
今回の話は松さんが中心でもあったためか『ぼくたちん家』という作品も「ミステリ」だという感想を抱きました。答えという犯人は一つではないからこそ難しい、家族という形のミステリです。キャラクターをあらかじめ絞り込んで、話が進むにつれて必要な個所以外は増やさないで進めていく手法は一貫して、綺麗です。井の頭アパートでキャラクターが揃い、関係性が開示される際に強く思いました。
第八話も見どころが沢山あり、どこから語ったよいのか大変悩みます。私なりにテーマを絞るのでしたら「好きと未来」になるかと考えました。
波多野さんは唄うことが好きです。そして、作田先生のことも大好きです。作田先生から共同生活のシミュレーションで「歌が気になる」と言われた時に「作田先生が自分のことを話してくれて嬉しい」と言った時、そしてほたるさんの父親の振りをしていることによって、作田先生も被る不利益を振り払うために「別れましょう」と言いました。正直、最初の「別れましょう」発言が、こちらに通じるのかと納得し、筋の通り方が一直線で気持ちよかったです。
そしてその作田先生ですが、彼を育ててくれた児童養護施設が好きでした。学校などはあまり好きではありませんが、そういう先生がいてもよいと先生になることを選びました。本当に不器用で、自己開示が苦手で、だけれどツッコミは激しくて……波多野さんを見つけてくれた。相手の心を見定める方法である歌を唄って、今の自分が楽しむことのできるものを見つけられた。作田先生の強さや真っ直ぐさ、傷を負うことを恐れない姿勢はいつだって格好良いです。
ほたるさんはギターを作ることに興味を持ち、段ボールのギターを作り上げました。その時に鯉登さんが「トーヨコキッズなんて名前の子はいない」というのに、括ることと名付けの呪いを思い知らされましたね。治安が良いとも安心とも言えませんけれども、その場所にいられる強さはもっと、敬意を払うことなのかなあと、ほたるさんたちが完成させたギターを見て思いました。それから、ギターを扱うお店の方が声をかけた時に言葉にならない「ああ」が出ました。先ほどの、「トーヨコキッズなんて名前の子はいない」と、コーヒーの木から作られたために「コーヒー」と名付けられたギターがあるということ。こちらの対比が沁みました。
そして、松さんと対峙した時にはっきりと意見を述べる姿も芯がありました。ですが、それだけではどうしようもないのですよね。早く、ともえさんが帰ってこられると良いのですが、その望みも今回の終盤で不穏になってしまいました。
井の頭さんと百瀬さんは、両方とも憧れる女性です。井の頭さんがともえさんと話をした時に仰っていたことも色々と納得できますし、その後にペリカンをきちんと観察して描けるようになるなど、目がとても良い方だなあと。「はぃえ」という回答は真似したいです。曖昧さがとてもよいです。
百瀬さんは冷静でありながら情熱を秘めているところが観ていて清々しいです。だけれども、何を目的としているのか迷うところもあるのだなと。それでも「恋と革命」に生きている、と語る姿がいまも胸に焼き付いています。
岡部さんは今回キーマンでしたね。最初はともえさんがこっそり隠れ住んでいた場所を案内するのかと思いましたが、まさかの井の頭アパートへのご招待。そして、一気に急展開する物語です。岡部さんは柔軟性を持った姿勢に憧れます。そういう働き方のできる人になりたいです。
吉田さんは作田さんに「できることはないか」と言ったシーンがこれまでで、一番格好良かったです。第二話あたりでひどいことを書いたことを謝らせてください。すみませんでした。
市ヶ谷さんは兎を置いていったら駄目でしょう! という気持ちでいっぱいになりました。兎と共にやり直そうとしたのに、お金の入ったキャリーバッグを抱えて兎を忘れるのは押領したお金をさらに奪い取るよりも、やるせないことです。
そして、今回のメインである、松さん。
彼女の志を持った方が職務を全うできる世の中であれば、悲劇は大分減るのでしょうけれども、残念ながら人よりも世の中がそうなっていません。人にもろくでなしが大変いますが。
波多野さんと作田さんの張り込みをしながら二人を見ていて、理解できないけれども面白いと思える感性はありがたいです。警察として、残り二話の中でやるべきことをするかどうかは視聴者として見守るしかありませんが、ただ、松さんらしくいてもらいたいなと思います。
ほたるさんに「重要な時に書類を書くことができない」ということのもたらす不利益、そして「いまある制度に頼ること」と語った姿は、どうしようもなくともいまある制度で生きている人たちがとらなくてはならない手順ですから。
悪いことと一概に括ろうとしても、どうしてもグラデーションはあるのでしょう。
波多野さんが連れていかれた時はまだ真実が明らかになってはいないことにほっとしましたが、結局ほたるさんの父親のふりをしていたことはほころびを見せて、松さんに露見してしまいました。ですが、事情はまだ伝わっていません。誰も伝えられません。
今回の話は松さんが中心でもあったためか『ぼくたちん家』という作品も「ミステリ」だという感想を抱きました。答えという犯人は一つではないからこそ難しい、家族という形のミステリです。キャラクターをあらかじめ絞り込んで、話が進むにつれて必要な個所以外は増やさないで進めていく手法は一貫して、綺麗です。井の頭アパートでキャラクターが揃い、関係性が開示される際に強く思いました。
第八話も見どころが沢山あり、どこから語ったよいのか大変悩みます。私なりにテーマを絞るのでしたら「好きと未来」になるかと考えました。
波多野さんは唄うことが好きです。そして、作田先生のことも大好きです。作田先生から共同生活のシミュレーションで「歌が気になる」と言われた時に「作田先生が自分のことを話してくれて嬉しい」と言った時、そしてほたるさんの父親の振りをしていることによって、作田先生も被る不利益を振り払うために「別れましょう」と言いました。正直、最初の「別れましょう」発言が、こちらに通じるのかと納得し、筋の通り方が一直線で気持ちよかったです。
そしてその作田先生ですが、彼を育ててくれた児童養護施設が好きでした。学校などはあまり好きではありませんが、そういう先生がいてもよいと先生になることを選びました。本当に不器用で、自己開示が苦手で、だけれどツッコミは激しくて……波多野さんを見つけてくれた。相手の心を見定める方法である歌を唄って、今の自分が楽しむことのできるものを見つけられた。作田先生の強さや真っ直ぐさ、傷を負うことを恐れない姿勢はいつだって格好良いです。
ほたるさんはギターを作ることに興味を持ち、段ボールのギターを作り上げました。その時に鯉登さんが「トーヨコキッズなんて名前の子はいない」というのに、括ることと名付けの呪いを思い知らされましたね。治安が良いとも安心とも言えませんけれども、その場所にいられる強さはもっと、敬意を払うことなのかなあと、ほたるさんたちが完成させたギターを見て思いました。それから、ギターを扱うお店の方が声をかけた時に言葉にならない「ああ」が出ました。先ほどの、「トーヨコキッズなんて名前の子はいない」と、コーヒーの木から作られたために「コーヒー」と名付けられたギターがあるということ。こちらの対比が沁みました。
そして、松さんと対峙した時にはっきりと意見を述べる姿も芯がありました。ですが、それだけではどうしようもないのですよね。早く、ともえさんが帰ってこられると良いのですが、その望みも今回の終盤で不穏になってしまいました。
井の頭さんと百瀬さんは、両方とも憧れる女性です。井の頭さんがともえさんと話をした時に仰っていたことも色々と納得できますし、その後にペリカンをきちんと観察して描けるようになるなど、目がとても良い方だなあと。「はぃえ」という回答は真似したいです。曖昧さがとてもよいです。
百瀬さんは冷静でありながら情熱を秘めているところが観ていて清々しいです。だけれども、何を目的としているのか迷うところもあるのだなと。それでも「恋と革命」に生きている、と語る姿がいまも胸に焼き付いています。
岡部さんは今回キーマンでしたね。最初はともえさんがこっそり隠れ住んでいた場所を案内するのかと思いましたが、まさかの井の頭アパートへのご招待。そして、一気に急展開する物語です。岡部さんは柔軟性を持った姿勢に憧れます。そういう働き方のできる人になりたいです。
吉田さんは作田さんに「できることはないか」と言ったシーンがこれまでで、一番格好良かったです。第二話あたりでひどいことを書いたことを謝らせてください。すみませんでした。
市ヶ谷さんは兎を置いていったら駄目でしょう! という気持ちでいっぱいになりました。兎と共にやり直そうとしたのに、お金の入ったキャリーバッグを抱えて兎を忘れるのは押領したお金をさらに奪い取るよりも、やるせないことです。
そして、今回のメインである、松さん。
彼女の志を持った方が職務を全うできる世の中であれば、悲劇は大分減るのでしょうけれども、残念ながら人よりも世の中がそうなっていません。人にもろくでなしが大変いますが。
波多野さんと作田さんの張り込みをしながら二人を見ていて、理解できないけれども面白いと思える感性はありがたいです。警察として、残り二話の中でやるべきことをするかどうかは視聴者として見守るしかありませんが、ただ、松さんらしくいてもらいたいなと思います。
ほたるさんに「重要な時に書類を書くことができない」ということのもたらす不利益、そして「いまある制度に頼ること」と語った姿は、どうしようもなくともいまある制度で生きている人たちがとらなくてはならない手順ですから。
クリスマスまのらさんはできました!
わりとダイナミックな構図です。
わりとダイナミックな構図です。
今回は短いです。来週から、もう、怒涛ですので楽しみにしていてください!