Memome

「成瀬の物置き」を更新しました。
久しぶりに好きな雰囲気、というよりもこういう雰囲気こそカクサレちゃんな絵です。
一度でも責められて怒られて強く否定された方が、他人に対して怒ることができるようになるのは相当の時間と回復を必要とするのです。
自分が我慢した方が早いと考えてしまうから。

誰の話か?
まあ、おそらくわかると思うので明言はしません。
カクヤさんも主人公になる前はまだ彼の良いところを書くことができたのですけれどね。主人公になる業を背負ってしまったばっかりに、長所を語る機会がなくなってしまいました。
……こちらはあくまで私の意見でしかないのですが、小説本編が進む前に、物語で遂げる主人公の成長の内容を作者が言ってしまったら、その。旨みが減るのですよ。
私の好きな物語の話をします。

作中の絶対権力者は自身の望みを叶え、他者を思うがままに動かし、周囲も絶対権力者のカリスマ性を認めていて、尊敬すらしています。
絶対権力者は満足です。
だけれども、たった一人、どうしても絶対権力者に従わない相手がいます。絶対権力者はその相手を憎むどころか、その存在に怒ってもらう夢を見るという状況が好きで仕方ありません。

自身の身勝手がいまは救済として働いているとしても、最後には全てを滅ぼすということを承知の上で己の望みを叶え続けていて。やめようとしたこともあるけれど、周囲の期待も願望もあり、もう止まることが出来なくなっていて。
擦り切れそうな心を隠しながら笑顔を浮かべて、胸には止めてほしい唯一がいるというのが、心をかき乱すのです。
畳む
キャラクター紹介はリアルタイム感やライブ感を大切にしたいので、本編軸に合わせて更新していますが、やっぱり大変です。
特に対人印象はつい忘れてしまいます。