Memome

自身の好きを語るのに、これほど自由な時代はあっただろうか。
自身の好きを肯定するのに、これほど不便な時代はあっただろうか。
人と語り合うよりも己が声に問いかけたい。
私はいまも好きでいられていますか。
次に短編を書くとしたら、まったく恋愛の絡まない異世界小説が書きたいですね。
悪役令嬢でも可能。
『黒猫ギムナジウム』読了。
橘狭霧の天性の才と経験による視野の広さ、同時に過酷な状況がもらたらした視界の狭さからの解放はいつ読んでも私に心地よい快哉を上げさせます。
猫目坊も良いのですけれど、好きなのですけれど、現在はどちらかを絞るなら橘狭霧派です。こちらの二人に好かれる九鬼白雪もまた、したたかになれない原黒さが愛らしい。
リサちゃんは物語全編通しての明るいランタンとして輝いていますし、那智さんの目に見えない色気もたまらないのです。

この流れで、『伊藤計劃記録Ⅰ』に進む私が結構好きです。
伊藤計劃先生はすごいという言葉が陳腐になるほど、凄まじい。一番は映画に対する誠実さに圧倒されます。
現実の暑中見舞いを描き上げました。
丁寧に描いた分だけ、絵は応えてくれるということを実感できて嬉しかったです。
オンライン用の暑中見舞い、もしくは残暑見舞いも頑張ります。
リプレ同人誌版を出す時にブックカバーをつけたいのですが、値段との塩梅でびったんびったんしています。
百ページで一冊二千円……それは高いです。
ううん。びったんびったん。