メーカー:ルピシア
茶葉:セイロンにアッサムをブレンド
産地:スリランカ・インド
タイプ:ストレート・ミルク
【感想】
ミルクティーにもしたいので、茶葉を二ミリグラム多くし、三分ほどで抽出しました。なので色も濃いめに。
カップまで熱々のまま、深みを感じさせる匂いを堪能してまずは一口。
セイロンらしいすっきりとした味わいが最初に広がっていきますね。アッサムの濃さを感じるのは、喉を通り抜けた後のほのかな苦味、風味の瞬間でしょうか。舌先よりも喉の近くに後味が残ります。
濃いめにいれてもえぐみを感じずに飲めるのはとても良く、それなのに紅茶らしいスモーキーな薫りのよさと後からくるしっかりとした重み。ずしん。
たいていの人が紅茶でイメージする味を体現していると思います。カイゼル髭の素敵な紳士が飲んでいそう。
日常であっても、イングランドな味わいに浸れます。
【+ミルク】
ミルクを足してみました。電子レンジで温めたものでアフター・ミルクです。
口にしてみますと、アッサムの濃さがまろやかに中和されて、ミルクティーですけれど後味さっぱり。
これくらいの淡泊さでしたら、砂糖を少なめに足したら肩の力が抜ける味わいになりそうです。
【ペアリング・ブック】
なんとなくこのときは『ニャンコロカムイ』二巻(樹るう著、竹書房刊)を合わせてみました。
主人公である、半分猫の神様にされたポイニャウンペがアイヌの神様、オキクルミに猫化した原因を教えてもらうシーンに合いましたね。
ポイニャウンペと嫁の甘々を中和するのにもぴったりな味わいです。