足の着くところではたはたと 2024/01/07

 三連休も中日が終わります。
 今日は一気に冷えましたね。各地で雪も降りだしましたそうで、まだまだ冬が続くのを感じます。
 成瀬です。


【原稿の渦に飲み込まれ】
 お正月も明けましたが。
 今度は原稿が始まりました。三月にとあるジャンルにて春コミに出るのですが、思っていたよりも締め切りが短く、またページ数も結構あります。短編集とはいえ『花園の墓守』レベルの厚さの本をまた出すとは思いもしませんでした。おかげで誤字脱字の修正が大変です。でも、こちらの本を出せましたらデータがいくら跳び去ろうとも何回でも、何十回でも物理で読み直せることが嬉しいです。
 新刊を発行した日は誰の手に取られなくとも、いつかの誰かがどこかで手を取るために、何よりも自分のために無事に発行したいと覚悟を決めます。
 春の新刊が気になる方がいらっしゃいましたら「サイト案内」にある別サイトを参考にしてください。イベントが近くなりましたら、少しだけ情報を開示いたします。
 そして、そのジャンルの原稿が一段落つきましたら、今度は「長編 無音の楽団」の始まりです。プロットを少しずつ切っていますが、まず目標は二十枚です。一話だからと気負い過ぎずに地道に完成まで進めていきたいです。
 大変なことも多い原稿の楽しいところを挙げてみます。第一に完成することですね。その次に目途がつくこと。第三に「これは、いいな!」というものを書けること! 
 と、書いてみてまだまだ自分は肝が小さいというか、不安が強いというか、自分を信じていないなあと。一番嬉しいのは「良いシーンを書けた!」でしょうに。
 締め切りがないあいだは書くことを優先できるので、締め切りを作るのもほどほどにしないとなあとしみじみします。


【二度目ましてはサレトナちゃん】
 語りの二回目はサレトナちゃんです。
 最初は気の強いツンデレっ娘だったのですが、最近はツンデレ要素が抑え目なのでもう少しサレトナちゃんらしさが出る第一話にしたいです。最近の私は丸まっていて尖りが足りない。
 サレトナちゃんはしっかりとした性格のツンデレですけれど、相手の心情の機微に反応する繊細なところも持ち合わせているところが可愛いのです。意地は張りますが、やたらに誰かを傷つけたくないのです。
 カクヤさんはサレトナちゃんのそういった「自分を通すために誰かを傷つけたくない」といったところが愛おしいのです。それで損することも、害を被ることもあるけれど、震える手を強く握って前を向く姿を支えたいのが、カクヤさん。
 だからカクヤさんももう少しわがままになっていいよ! といま書いていてもどかしくなりました。


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