雨がひどいですが皆様ご無事でしょうか。成瀬です。
【まだレベル四くらい】
今回更新した『凱旋の声を上げる刻』ですが、メインはソレシカさんです。落ち込んでいることしかしていなくとも、ソレシカさんが主軸です。
守ることに意義を見いだしている青年が、大切な仲間を、好きな人を守れなかったときにどうするか。仲間たちもどうするか。
そのあたりを考えて書きました。
が、書いていてわりと同情的に接する仲間は無音の楽団にはいませんでした。「次がある」とは言いますが「がんばろう」や「仕方が無かったよ」とは言いません。
でもそれで良いのだと思います。
ソレシカが欲しいのは慰めではなく、またやれるチャンスだと思うので。このまま挫かせてしまわれたら一番悔しがります。
途中から相手をしにやって来たカクヤはやっぱり格好良く、本人は全く気取らないままソレシカにタトエを、仲間を守りたいのならば「自分たちが戦うしかない」と言いきります。
そして「自分たちの強さは全員で戦えるところだ」とも。
ここのくだりは個人的にお気に入りです。無音の楽団のチームプレーや結束力という強さが書けたと思います。
今回更新した小説から逸れますが、何度も言いますが、無音の楽団は支え合っているのですよね。それは、はっきりとしたものではありません。仲の良い悪いもあります。
それでも、全員が全員を認め合って、好きでいるのです。だから冒険ができるし一緒に生活することもできている。反発はあっても抵抗はない。
私はそんな彼らが好きだなあと書くたびに思います。
さて、小説ですが。彼らはきっと勝利して帰ってくるのでしょう。
そしてまた別の冒険に旅立つのでしょう。
今回は短いですが、これくらいで。