昨日の荒天が嘘のように晴れ渡りますから天気とは不思議なものです。
カクサレちゃんに出かけてもらいたいなあと窓の外を見ながら、いまもタイピングしています。
成瀬です。
【LINEアカウントを開設しました】
毎回SNS等で情報を発信しても「うーん。いまは見に行けない……」となると聞きましたので、もう少しアクセスしやすいように「不完全書庫」のLINEアカウントを開設いたしました。
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それでは、よろしくお願いいたします!
【今日もおやすみ】
先週はリンカーさんの誕生日小説を更新しましたので、今日の更新はおやすみです。作品ストックが少し足りず。
最近になって夜もワンライを書けるようになりましたので短い話を増やしていきたい気持ちと、それを長編に設定等として流用できるようにしたい考えと、でも長編のプロットを練りたい気持ちが三つ巴。勉強したい気持ちも加えると四つ揃い。
インプットをいま捗らせたい気持ちなのですよね。長編の構想を練っているあいだにその気持ちが強くなってきています。
この世界にはまだまだ私の知らないことが沢山あり、研究も進んでいます。怠けずにいればそれらを学ぶこともできる。ですから、過去を歩きながら未来に向かって顔を上げていきたいなあと。
それらを知れば、物語をもっと深めることができます。
でも更新を止めずに創作したい気持ちもあるのでジレンマでもありますね。うーん。時間配分を上手いことやりくりしてインプットもアウトプットもしたいです。
他にも前から気付いてはいましたが、ワンライで作品を多くアウトプットするのも一つの手ですが、じっくりゆっくり考える時間を作らないと長い作品は書けないのですよね。
長い作品のために、いまは待ちの手を取るか。長期目線で勝負するか考えどころです。
それもまた、来年までに決めて動き出したいです。
【離れていても友でいられたら】
『ラウリ・クースクを探して』(宮内悠介著,朝日新聞社刊)という本を今日は読みました。
久々に心が震えた小説です。
エストニアで歴史に寄り添えず生きてきた、プログラミングを愛する一人の人間の物語ですが、一本だった糸が三本に増えて、離れてしまいますがまた紡がれていくといった内容に胸が熱くなりました。
また、この本の主役は歴史の片隅にいる方ですが、現代の人々はいまでも英雄を求めている。だけれど同時に英雄に期待することに辟易しているのでもないか、ともこちらの本を読みながら、考えさせられました。
たった一人の英雄の誕生に心血を尽くすよりも一人ずつが小さな力と誠実さを集めて、他人を虐げることなく自分の好きなことをして生きられたら、という理想が胸に灯ってしまいます。
ですが、現実での戦争や国のアイデンティティといったものにはその理想は届かない。
それだけではない。日本ですら、その自由が届かないところにある。
いまこちらの文を書いている私だっていつこの余裕が奪われるかわからない恐怖はあります。悪態を口にする元気すら奪われて、呪いをうたわないかという恐怖は側に潜んでいるのです。
だからこそ『ラウリ・クースクを探して』で描かれていた人生が胸に沁みるのでしょう。
と、いうことで。
そうして鳥は羽ばたきました。貴方に優しい光が降り注ぎますように。