Memome

大事なことを、心の繊細な一部を誰かに一欠片でも理解してもらいたいけれど。簡単に理解されないことは承知している。その上、理解されたら終わりだとも考えている。
断言で伝えるのではない。ふんわりとした言葉で伝えないと駄目なんだ。
小説以外の、シナリオとか劇作家とかの才能も試したかったけれど。
いまはリプレで精いっぱい。
情緒をかき乱されることは大きな負担ですが、時折叫び出したい衝動に襲われることがないと、作る者として在り続けることが私には難しいのです。
言葉にしたら百字足らずで説明できることを、数十万字かけて、一瞬の奇跡を作り上げるための大博打。私にとって、その大博打こそが小説です。

#情緒破壊爆弾
リプレの今後が不安です。
不安だけれども、読んでもらった方に少しでも伝わってほしいなあと、願わずにはいられません。
つくづく、私は同人小説という敷居に向いていないなあと、落ち込んでいます。
リプレ第十章、あと一場面なのですが。

第十章は詰めっつめの仕上がりになりそうなので、続く第十一章は読んでいて楽しい!
と同じくらいのしんどい内容で書けたら良いなあと思っています。
この文で伝わるかしら。私の書きたい、やるせなさ。重さ。辛さ。苦しさ。選択したあの人の切なさ。
畳む
『ぼくたちん家』の第二話を観ました。
一話と二話しかなくても、一話と最新話という表示になるのにちょっとくすり。

さて、本編。
波多野さんがほたるちゃんのお父さんのふりをする覚悟を決めました。家族というものは血のつながりもしくは選択によってなるものですが、波多野さんとほたるちゃんはなることを選択した他人であっても、相性は良いのでしょうね。波多野さんのデビューに関する話を聞いて、怒ってくれたほたるちゃんに少し涙ぐみました。
もう一人の主役である作田先生からは「青い鳥」の話を連想してしまいます。無くした靴下に気付かなかった吉田さんと、探してくれていた波多野さん。波多野さんは確かに怖い勢いを持った方ですけれど、でも。それでも良いのではないかなあと思うのですけれどね。
他にはマッチングサービスの百瀬さんも、少しの出番ながら、パフェの例えなどで妙味を醸し出していました。自然体で上手。波多野さんたちの大家さんである、井の頭さんも魚のエプロンを着ていて魚好きなど、芸が細かい。
そう。こちらのドラマは小道具の使い方が上手いのですよ! 第二話だけでも「子持ちししゃも」・「(個性的な)靴下」・「契約書」・「ギター」など全ての道具に意味があり、物語の構成に繋がっています。
脚本家である松本優紀先生に感嘆!
カクヤさんに敬語を使うサレトナちゃんと敬語を使われることに納得のいかないカクヤさんによる、カクサレの話。
この軸のサレトナちゃんはとっても手強くて中々被った猫の皮を外してくれないけれども、そちらの方が本来のサレトナちゃんな気もします。たまたま、一回で敬称略になってくれたリプレのサレトナちゃんが貴重なだけ。

IFのカクサレちゃんを考えては楽しんでいる、今日この頃です。

#カクサレ