Memome

少しの自戒です。

自分と同じ熱量を相手に求める癖は、そろそろ直さないとですね。
私は人よりも偏執的なのかもしれません。畳む
「上手い作品」を書きたいだけでは届かない領域もありますし、かといって「好き」だけを詰めても見えにくくなる物語もあります。さらに、その辺りのバランスを取ろうとして、大切なものがごっそりと欠けることもある。
そうして、書くことの難しさに頭を抱えて壊れそうになります。同時に、苦痛しかなくとも手の中にあるペンは決して折りたくないですし、手放せるものでもないのです。

悩み苦しめることの幸福も噛みしめています。
単純な思考停止だけはしてやるものかと、歯を食いしばって、自身と作品に向き合うのです。
決して、自分を肯定してもらうためではない。思考を理解してもらうためでもない。
一欠片でもよいから、名前がつかなくてもよいから、心を動かしたい。遺したい。

それだけです。
私が書くことにおける意地なんて。
アウトライン派としては、本文執筆中に展開や構成を考える手間が省けるので、演出や文のリズムに意識を割くとめにプロットを切るところがあります。
#小説メイキング

成瀬のあっさり小説メイキングになります。

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タイプ:アウトライン派

作業手順
1 ネタ出し
2 アウトライン
3 プロット2(ト書き)
4 本文
5 推敲
6 完成した作品を一週間後ににこにこ読む

1時間あたりの平均文字数:2000字
書きやすいジャンル:会話劇/恋愛/哲学
愛用資料
・国語辞典(旺文社)
・類語活用辞典(東京堂出版)
・漢詩創作のための詩語集(大修館書店)
他多数

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アウトラインの上にプロットを重ねる、大変時間のかかる書き方です。
ワンライなどの時はアウトラインから直接書くこともあります。
短く済ませられるので。
サイトの「不完全書庫」の由来というよりも意味なのですけれども、「永遠に完結しない書庫」という思いを込めて、「不完全書庫」と名乗っています。
私は完全でしたり、完璧なものよりも欠けたるものに惹かれますので。

あとは「完全書庫」は語呂が悪いです。口にしてみてください。
「かんぜんしょこ」はあんまり格好良くないです。
だから、私は「不完全書庫」の管理人です。
大切なことであっても誰にも伝えずに、心の中に秘めておきたいものもあります。
そういった創作衝動が消えましたら、私は多分書くことなどできません。
Q.タトエ君はサレトナちゃんのことを「可愛い」と思ったりするのですか。

A.当然「可愛い」と思っています。けれどもその感情は、恋や異性に対する「可愛い」ではなくて、もっと庇護者目線の「可愛い」になります。タトエ君にとってサレトナちゃんは守る対象です。
Q.情緒破壊系文学とはどういうものですか?

A.キャラクター単体や掛け合わせた個性よりも会話や物語に焦点を当て、終盤の展開で一気に読者の情緒を揺さぶる作品のことです。
最近は、もうキャラクター小説といえるほどキャラクターの魅力(疑惑は残る)やカップリングに頼る作品もメインでは書きたくないですからね。
そちらは二次創作とセルフ二次創作でお腹いっぱい。
本編が塩味であるからこそ、セルフ二次創作の塩キャラメル具合の甘さが際立ちます。
キャラクターを作れる力と、物語を作れる力と、キャラクターと物語のバランスを取る力は全て別々だと考えています。
Q.貴方の小説には替えはあると思いますか?

A.替えはいくらでもあるのでしょう。ただ、代わりはないと信じて書いています。
私が書いた小説でなくとも、良い。でも私にしか書けない小説もあるのです。
Q.昔の自分に伝えたら、驚くことは何だと思いますか。

A.最近は、昔ほどネタが降りてこないということです。
 執筆歴がいまの半分くらいの頃は、書きたいものを一生かけても書ききれないのではないかという不安を抱えていましたが、案外ネタは生まれてこなくなる。私も例外ではなかったみたいです。
 ですが、いまでも書きたいものを一生かけても書ききれないだろうという気持ちに変わりはないですね。