春の雨。
と書いて春雨になります。スープに入れると美味しいです。しかし、同じく透明でくにくにしているところてんも美味しいです。私は黒蜜派になります。
成瀬です。
【メッセージお礼】
メッセージ、一言メッセージを共にくださりありがとうございます!
サレトナちゃんの誕生日をお祝いしてくださり、ありがとうございます!
4月3日 午後10時
4月5日 午後10時
【彼は何を伝えたかったのか】
読むたびにいつだって泣いてしまう本があります。
加納朋子先生の『ささらさや』という小説です。ジャンルは日常ミステリに該当し、これからざっくりと内容を説明します。
旦那さんを不慮の事故で亡くしてしまい、赤子と一緒に「佐々良」という町に引っ越してきたサヤさん。彼女のところに不思議な出来事が起きると、それを助けに亡くなった旦那さんが出てきます。とはいっても旦那さんの姿ではなく、幽霊でもなく、サヤさんの近くにいる人の体を旦那さんが借りて、不思議な出来事を紐解いていくお話です。
こちらの本は大分昔に読んだ一冊になります。それでも、いつ読んでもエピローグで涙腺が刺激されてしまうのですよね。遺された人が痛みを抱えながら、それでも少しずつ癒されて生きていく物語。
『ささらさや』のエピローグでは私の琴線の一つである「遺して、立ち去る」といった部分が強く刺激されます。具体的に話しますと、亡くなった旦那さんが現世から立ち去る瞬間に、自身とサヤさんの子であるユウスケさんの中にたった一つの生きた証の言葉を遺していきます。
「パパ」という一言を。
物心つく前に父親を亡くしたユウスケさんが最初に話す言葉としては、唐突で、少しばかり不自然で、だけれどサヤさんにとっては愛おしい一言になるのではないでしょうか。
『ささらさや』を読み返すたびに、救世とも滅亡とも関係ない日々を書きたい、となります。変化のない日常であっても常に過去の痛みと未来の不安を抱えている。それでも生きている。
そして、愛する人がいなくなってしまっても生きる存在の強さを書いていけたらなあと。
久しぶりに読み直して、やっぱり泣いてしまう小説でした。
【リプレの更新第二回】
今日は第二回のリプレ更新です。どこまで話を進めて掲載するかを悩みました。とはいえ、状況説明だけの段落では味気ないので、カクヤさんと、とある青年の出会いまでにしました。
こちらのくだりは最初のプロットの段階ではありませんでした。途中の直しの段階での追加になりますが、これからとの整合性が取れて良い感じです。けれども、まだとある青年はキャラター紹介に追加するタイミングではありません。登場まで今しばらくお待ちください。
カクヤさんのキャラクター紹介には少し情報を追記しました。好きな食べ物など。
「リプレ」はまだまだ初動段階ですので、特に語れることもないのですが、ゆっくりゆっくりと進んでいきます。
そして、来週はリプレの本編更新はありません。おそらくは版権作品の感想になるかと。
それでは。
心ときめく出来事が訪れますように。