感想の道は険しなりけり 2022/06/11

 こんにちは。今日は薄曇りの梅雨の合間。低気圧がなんとなく気怠さを誘いますね。
 成瀬です。

【あと、一巻】
 本日の更新作品は『プランダラ』二十巻の感想です。
 最初に感想を書いたのが十三巻。それから間が開いて、十八、十九、二十は続けて書くことができました。継続は大切ですね。
 その『プランダラ』ですが、次が最終巻と単行本で予告されていました。
 後半は怒涛の伏線の貼り付けと回収の連続でついていくのに懸命でしたが、次で終わるのはやっぱりさみしいですね。できたら、残りの巻の感想も書きたいですが、少し難しそうです。
 ただ、最終巻はどのような終わりであれ、私が抱いた思いを大切にして感想にしたいと思います。

 感想といえば、最近はプロの方の解説文を読んで「なるほど……」となることが増えました。文庫などに多い、後ろについている一ページから五ページほどの味が濃縮されたものです。
 きっかけは森見登美彦先生の『太陽と乙女』を発掘したので読み返していたのですが、いままでの私の感想の拙さに赤面するほど面白かったです。個人の経験と、記憶や時にセンチメンタルを織り交ぜながらネタバレをなしに作品の世界を眺めてまた新たな視点を作り出していく。
 感想とは、事細かにときめきを述べるものでもあれば、ざっくりと全体をすくいとってもよろしい。骨子には触れますが、具体的に解剖するにも非ず。
 文筆で生きている方の格の違いに平伏しますね。

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