Memome

語りたくない時に口を開かされるのは心を暴かれるようだから大層気分が悪くなる
夢を見たいそれとも夢だけ見ていたかった
いまだわからず松ノ浜
「愛してる」はときめくだろうが、想いを語るにはちと若い。
自身の好きを語るのに、これほど自由な時代はあっただろうか。
自身の好きを肯定するのに、これほど不便な時代はあっただろうか。
人と語り合うよりも己が声に問いかけたい。
私はいまも好きでいられていますか。
自分を嫌いになるくらいでしたら、見なくても読まなくても良いものは沢山あります。
できるだけ、実のあることを長文で書きたいと考えております。
簡潔でわかりやすいことを求められている世流なのは承知です。私も様々なことに関する入口のハードル自体はあまり上げたくありません。
ただ、もう少し考えて、考えて、考え続けて『永世乙女の戦い方』にあるように「美しい一手」の思考ができたら、理想です。
推しカプがいちゃいちゃする場面を書きたくて筆を執っているというのに、その前のすれ違いであったり、喧嘩であったり、何気ない導入でじわじわ引き延ばすことはありませんか。
私はあります。
いちゃいちゃする場面に一直線でいくよりも、待たせてから少しだけ「いちゃ!」とさせる作風のようです。