今日は久しぶりの暗い空でした。昏い空と書くと一気に終末感が漂う不思議があります。
成瀬です。
【感想】
感想も「不完全書庫」の一大コンテンツなので面白くなるように、また、まだ触れていない方も楽しめるように努力しながら書いているのですが。
ここで三つの問いが生まれます。
そもそも、感想とは何でしょう。その感想が文芸として成立するには何が必要なのでしょう。そして、感想のターゲットはどちらに据えるべきか。
順番に考えていきます。
感想のターゲットですが「これから触れる人」と「もう触れた人」で大いに変わるのですよね。
「これから触れる人」には俗に言うネタバレの範囲も気になりますし、かといって雲をつかむ話だとぼやけてよくわからないまま、作品の魅力に触れられません。
「もう触れた人」の方が感想を探すというのは多いと思うのですが、共通認識があるからこそ新しい発見を盛り込まないといけない。これもまた難しい。作品を一つ見るのに集中力が必要なのです。
両方の立場にとって面白い感想が書けたら一番なのですが。
その、両方の立場にとって面白い感想というものが「文芸」にまで評価された感想なのですよね。私が好きなのは森見登美彦先生の感想です。短いのに新しい物語がきゅっとつまっていて読んでいて楽しい。
文芸としての感想は「面白い」という感情と「何が」という理由をさらに越えた、作品から汲み取れるものと自分の世界観との関連付けが必要になると思います。
それができているから森見登美彦先生の書評や感想は面白い。
あとは、バックボーンとなる知識も必要ですよね。一のために百を知っていたら、語れることは十に増えます。
うーん。日々感想。感性を鋭くして、一を読んで百の気付きを得たいものです。
そしてそれを十くらいは書けたら、多少は面白い感想になるのでしょう。
最後に感想とは何か。
「想いを感じた」ですかね。文芸であれ実用書であれ、伝えたいことを形にしている。
その形にされたものをまた再構成する行為が感想なのだといま思います。
感想も、作品です。
【コーヒーゼリー】
私がよく使うお菓子作りの友であるゼラチン。
そしてたまに、贅沢をするドリップして飲むコーヒー。いや牛乳を結構入れるのでカフェオレの、ような。
それが少し余っていましたので、ドリップコーヒーにゼラチンを投入してコーヒーゼリーを作ってみました。
材料
・コーヒー 200ml
・ゼラチン 5g
熱い熱いコーヒーにゼラチンを投入して混ぜて混ぜて、冷蔵庫へどーんと入れる。
まだ固めている最中ですので、どう出来上がるのかが楽しみです!
紅茶が一番ですが、コーヒーも好きです。ただブラックで飲み過ぎると眠れなくなるので、本当に稀にしか飲めないのが寂しくなります。それでも、粉で買ってしまうのですよねえ。