何かしらの破片を積み上げていきます。
いつか一つの大きな“何か”になることを祈って。
小説(文字事)みたいなもの
2026年7月17日(金曜日)
無音の楽団 Re:Praying(ロリカとフィリッシュとサレトナ)
あまりにも真剣な顔をするものだから、こちらも相応の真面目さで臨んだのだが、結局は苦笑いする結果に終わった。
「授業が終わった後に、喫茶店に寄るのはセイジュリオの校則違反かしら」
「残念だが、校則違反だ。サレトナ」
予想していなかった問いと想像以上に落ち込んでいるサレトナに対してロリカは黙って肩を叩くことしかできない。本を読んで青春らしい振る舞いに触発されたのだろうが、校則は校則だ。守らなくてはいけない。
「でも、買い食いは見逃されているのよね。この前、万理が後輩やトライセル、マルディとしてたわよ」
「だったら、その……私たちも、どこかで食べながら話すとかできないかしら」
普段から品のよいサレトナにしては珍しい提案だ。両手を合わせて頼む姿を見ると、否やはない。
「わかった。トライセルがタトエさんたちと行ったという店を聞いておこう」
「あいつが素直に話すの?」
「トライセルは誰に対しても意地が悪いわけではない。少なくとも、私は言葉が通じるぞ?」
意外だ、とフィリッシュは目を見開いた。
ロリフィリサレの三人娘の会話は延々と書いていたいです。
そしてこれを書いた後にヨラズノベのことが浮かんだのですが、あの件とはまた別ということで。
2026年7月7日(火曜日)
無音の楽団 Re:Praying(■■■■とサレトナ)
サレトナは困ったことに対して曖昧にはぐらかしはすれども、相手に嘘を吐くことはない。
特に「本当は」と前置きをしたときは自身の考えを開示すると述べたに等しいだろう。だから、待つ。サレトナが話すことをひたすら待つ。
目の前のソファに座っているサレトナはテーブルの端をつかみ、離し、ゆっくりと呼吸をした。それほどサレトナも心構えが必要なことだというのが伝わってくる。
「私は、セイジュリオではなくてもよかったんです」
「だろうな」
サレトナの向かい側のソファに座って足を組み、応える様子はさぞ傲慢に映るだろう。承知の上で圧をかけていく。どうでもよさそうに、だけれども隙は見逃さない程度の注意を払いながら、話を聞いていた。
「ですが、叶うのならセイジュリオへ行きたいと思います」
「お前が思うなら、好きにしろ」
最後にサレトナが堕ちる場所はどうせ苦獄の窯の中だ。助けてくれる相手がいる夢を見ていられるのならば、そのまま甘い海に溺れてしまえ。
サレトナの幸福のために己が唯一できることだ。
あらー。最近不穏続きですね。リプレの第十三章のことばかり考えているからかしら。
2026年7月3日(金曜日)
無音の楽団 Re:Praying(タトエとアユナ)
愚かで愛しいという感覚が一欠片もわかりはしないので、友人に聞いてみた。
「それは僕の管轄じゃないかな」
さらりと流されて終わる。予想していた反応だが、たった一文で終わらせられるとアユナの立つ瀬がないので「それでも」と食い下がると、タトエは眉を下げた。
「そもそも、誰かを『ばかだなあ』なんて思わないもの。そう思う相手とは関わりたくないし」
「関わりたくのないだろう相手に好意的な感情を抱く仕組みについて、俺は興味があるんだ」
「アユナにもそんなことがあるんだ」
「たまにはある」
言葉を発すると同時にアユナの頭に浮かんだ相手は兄だった。名はセキヤ・トライセルという、自信家なところが特に目障りな存在だ。どの点が疎ましいのかと尋ねられたならば、存在全てと答えるしかない。
アユナの人間嫌いはセキヤが発端だ。深い原因があるわけではない。ただ、セキヤを忌まわしく思うようになってから、全ての人間が泥人形のように見えてきた。
違うのは、タトエや万理という少数の人間だけだ。
「愚かで愛しい、というのなら。フィリッシュ先輩に聞いてみたら? あの人は面倒見良さそうだから、その気持ちが分かるかも」
「ノートル先輩に聞く気はない」
恥ずかしさのあまり、回し蹴りをされそうだ。
久しぶりのアユナさんです。
愚かで愛しい、と思える日は来るのでしょうか。
イラストみたいなもの
2026年7月26日(日曜日)
無音の楽団 Re:Praying


清風さんの輪郭がお気に入りの仕上がりになりました。
こちらの四人の話も書きたいですね。
2026年7月19日(日曜日)
銀鈴檻


アルトーさん誕生日おめでとうございます。
結構お祝いされていますね。他のキャラクターも祝いたいものです。
2026年7月14日(火曜日)
無音の楽団 Re:Praying


トーンは難しいですが楽しいですね。
今回はモノクロ保存ですので、ハッシュ値がつけられませんでした。
2026年7月3日(金曜日)
無音の楽団 Re:Praying


赤が似合う人。だと信じています。
2026年7月1日(水曜日)
オリジナル


ねこトーンを使いたかったため、名前のない子です。
感想みたいなもの
2026年7月17日(金曜日)
過去のアニメ版「ぼのぼの」のアライグマ君の家族の話は、アライグマ君がアライグマ君になる素地が描かれています。
父親の乱暴さと母親のおしゃまさん。そして、アライグマ君のお父さんとお母さんのような夫婦関係は良いなあと思うのです。いつか帰ってくることを欠片も疑わずに信じられるということが。





