こんにちは。これから雨に向かって歩いていく季節ですね。蒸し暑いですが、夏が待っています。
成瀬です。
【嵐と凪】
今回の更新作品は短編小説でした。
とはいえ、続きませんとは確実には言えません。この話自体は続かないのですが、凪と嵐の二人は結構前に考えついてまたもや「動かしたいなあ……」とうずうずしています。『十三の試験管』はどうしているのです、私。
さて、「二心同体」という言葉が作中で出てきますが、その通り、『嵐は凪の中にある』では凪の身体に嵐がちょこんといる状態で多重人格ではないのです。なら、どうやってそうなっているのかと?
ごもっともな疑問です。私もそこが書きたいです。二人はどうしてそうなっているのか、そこもまたミステリ。いや、SFですかね。
また今回の話は軽いミステリも意識しましたが、推理シーンが一瞬で終わってしまって、改めてミステリを書くのは難しいなと腕を組んでしまいました。とはいえあの程度を引き延ばすのも……前半のキャラ紹介をもう少しコンパクトにわかりやすくするのも要課題ですね。
あとは一つの作品で終わらせる潔さを持つ。他に続けたい気持ちを断ち切る。
このあたりができたら、短編が上達しそうな気がするのですけれど。
『嵐は凪のなかにある』は他にも深読みできそうな部分が多々ありますが、そこは明確に答えを出すところではないですので、読んでくださった方の推察にお任せします。
悪意の在処とは一体どこにあるのでしょう。