何かしらの破片を積み上げていきます。
いつか一つの大きな“何か”になることを祈って。
小説(文字事)みたいなもの
2026年7月7日(火曜日)
無音の楽団 Re:Praying(■■■■とサレトナ)
サレトナは困ったことに対して曖昧にはぐらかしはすれども、相手に嘘を吐くことはない。
特に「本当は」と前置きをしたときは自身の考えを開示すると述べたに等しいだろう。だから、待つ。サレトナが話すことをひたすら待つ。
目の前のソファに座っているサレトナはテーブルの端をつかみ、離し、ゆっくりと呼吸をした。それほどサレトナも心構えが必要なことだというのが伝わってくる。
「私は、セイジュリオではなくてもよかったんです」
「だろうな」
サレトナの向かい側のソファに座って足を組み、応える様子はさぞ傲慢に映るだろう。承知の上で圧をかけていく。どうでもよさそうに、だけれども隙は見逃さない程度の注意を払いながら、話を聞いていた。
「ですが、叶うのならセイジュリオへ行きたいと思います」
「お前が思うなら、好きにしろ」
最後にサレトナが堕ちる場所はどうせ苦獄の窯の中だ。助けてくれる相手がいる夢を見ていられるのならば、そのまま甘い海に溺れてしまえ。
サレトナの幸福のために己が唯一できることだ。
あらー。最近不穏続きですね。リプレの第十三章のことばかり考えているからかしら。
2026年7月3日(金曜日)
無音の楽団 Re:Praying(タトエとアユナ)
愚かで愛しいという感覚が一欠片もわかりはしないので、友人に聞いてみた。
「それは僕の管轄じゃないかな」
さらりと流されて終わる。予想していた反応だが、たった一文で終わらせられるとアユナの立つ瀬がないので「それでも」と食い下がると、タトエは眉を下げた。
「そもそも、誰かを『ばかだなあ』なんて思わないもの。そう思う相手とは関わりたくないし」
「関わりたくのないだろう相手に好意的な感情を抱く仕組みについて、俺は興味があるんだ」
「アユナにもそんなことがあるんだ」
「たまにはある」
言葉を発すると同時にアユナの頭に浮かんだ相手は兄だった。名はセキヤ・トライセルという、自信家なところが特に目障りな存在だ。どの点が疎ましいのかと尋ねられたならば、存在全てと答えるしかない。
アユナの人間嫌いはセキヤが発端だ。深い原因があるわけではない。ただ、セキヤを忌まわしく思うようになってから、全ての人間が泥人形のように見えてきた。
違うのは、タトエや万理という少数の人間だけだ。
「愚かで愛しい、というのなら。フィリッシュ先輩に聞いてみたら? あの人は面倒見良さそうだから、その気持ちが分かるかも」
「ノートル先輩に聞く気はない」
恥ずかしさのあまり、回し蹴りをされそうだ。
久しぶりのアユナさんです。
愚かで愛しい、と思える日は来るのでしょうか。
イラストみたいなもの
2026年7月3日(金曜日)
無音の楽団 Re:Praying


赤が似合う人。だと信じています。
2026年7月1日(水曜日)
オリジナル


ねこトーンを使いたかったため、名前のない子です。




