何かしらの破片を積み上げていきます。
いつか一つの大きな“何か”になることを祈って。
小説(文字事)もどき
2024年8月24日(土曜日)
無音の楽団 Re:Praying
(サレトナとタトエ)
「それで、実際のところはどうなの?」
「何がどれでそれになるのかな」
サレトナからの質問に、目の前の戦いに集中していたタトエは初めて意識を逸らした。
自分の操がかかっているといったら過言になるのだが、目前のカクヤとソレシカの戦闘は自身の今後を大きく分ける。
カクヤとサレトナとならば上手くやれる、さああと一人は誰が仲間になるのかな。などと呑気に思っていたら予想外の登場だ。
とはいっても、ソレシカは悪い人間ではない。先ほど、顔を合わせたばかりだが確信できる。
できるのだが、これから一年間を仲間として過ごすのはまた違う問題だ。
「いきなり、好きと言われても困るよ。僕は彼のことを何も知らない」
「ソレシカもタトエのことを何も知らないのにね。どうして好きになったのかしら」
「僕に分かるはずないじゃない」
「でも、好きになるのなら、相手のことを深く知らなくてはいけないのね」
タトエは沈黙した。
相手のことを知っていても、知らなくても、勝手に訪れるものが恋だという意見にはタトエも覚えがあった。
視線を前に戻す。
まだ、戦っている。
(公式短編)
2024年8月19日(月曜日)
無音の楽団 Re:Praying
(カクヤとタトエ)
恋、というものが気になるお年頃ではある。
彼は誰が好きで彼女はそれが好きだと聞くと「なるほどなあ」と感心しつつ、お節介を焼きたくなるのだが、理性を働かせて一旦我慢する。
構い過ぎると嫌われるものだ。
タトエは自身をわきまえている。
わきまえていたというのに。
「ねえ、カクヤ」
「ん?」
「どうしてこんなことになったのだろうね」
「俺も、わからん」
目の前で片目を閉じていなせを決めてくる赤髪の青年を見る度に、自業自得という言葉が頭をよぎりそうだ。
(セルフ二次創作)
2024年8月11日(日曜日)
千晶推参
(至と鳴)
その怪獣の名前はモストコノモソといった。
薄い黄緑色の皮に角をいくつも生やした威厳のある外見をしている。しかし、名前の響きの間が抜けていることをモストコノモソはたいへん気にしていた。モストコノモソに恐る恐る話しかけてきた小怪獣たちも、モストコノモソの名前を聞くと吹き出すので、その点もモストコノモソが落ち込む理由だった。
ある日、モストコノモソに「名前を変えないか」と話しかけてきた人間がいた。
モストコノモソは「ぜひに」と前のめりに頷いた。
「それでは君はこれから、コソンデモルノになる」
モストコノモソはやっぱりモストコノモソであることを選んだ。
「……と、いう夢を見たんだよ」
「もう一度、水で顔を洗ってきた方がいいんじゃないかな」
イラストもどき
2024年8月25日(日曜日)
とある線画集を観ていましたら、外側の線が内側よりも太いイラストが多い印象を受けました。
よし、試しに描いてみよう。そうして出来上がったのがこちらのイラストです。
デザインが大分とんちんかんになりました。あとやっぱり、考えないと定まらない塗りです。
結論としては、場所によって線の太さは使い分けた方が良いかもなあという感触を得ました。この絵もそこそこ、ぱっきりしています。
2024年8月7日(水曜日)
アメリカンな色彩を描きたかったのです。
感想もどき
その他
2024年8月27日(火曜日)
今日は久しぶりに「楽しい」という感情を純粋なまま味わいました。
物を作ることの喜びは、やっぱり、出来上がるものが見えてくることなのかもしれません。何ができるのかわからないまま進むのではなくて、出来上がるものを心に描けると良いのかもなあなどと。
2024年8月23日(金曜日)
サイトを改装していると時間が溶けていきます。
今日はサイトの更新履歴を密かにデザインを変えました。ようやく、白抜きとボタンのデザインを更新出来て満足です。
よきかな。
2024年8月18日(日曜日)
ミッチーが、いいのですよ。
『ココロノヤミ』も強いカードですし、『コングラチュレーション!』も最高のカードです。元気をもらえます。