進むためにまた一歩 2024/04/17

 春をじっくりと感じる間もなく、気温は夏日であったりところにより真夏日。今日は涼しいですけれどね。
 それにしても、「お花見の際には熱中症に気をつけましょう」というのはなかなかユニークな言い回しだと思います。
 成瀬です。


【メッセージお礼】
 メッセージ、一言メッセージを共にくださりありがとうございます!
 更新もがんばります!


4月11日 午前1時×2回 午前10時
4月14日 午前2時
4月15日 午後8時×2回
4月17日 午前3時


【行かねば届きはしないのだと】
 以前に章題を略称して雑記を書きましたけれども、私としては章題はある方が自然なので、これからもこちらのスタイルで書かせていただきます。

 さて、物事を進めている間は実際の進捗よりも三倍早く進んでいて、結果もうまく出るような気がするのですが、そんな旨い話はなく。現在の結果や反応と現実にギャップをつい覚えてしまうのですよね。
 今回は何の話をしたいのか。
 「欲」の話です。
 実際の進捗と現実とのギャップは「欲」が生むのです。「これだけ頑張ったなら上手くいくはず」という、大きな見返りを期待しても結果としてそうではないために受けるダメージが大きくなります。本当は、心のどこかでは「そんなに上手くいくはずがない」ともわかっていたのに。
 努力したら見返りが欲しい生き物なのですよね。人間とは。それらはきっと脳の報酬系などといったヤヤコシイところの話になるのでしょう。そのあたりは詳しくないため、触れないで話を進めていきます。
 実際に努力している間の不安というものはあります。結果は出るのか。輝かしい未来は待っているのか。安定した生活を送れるのか。
 だけれど、それらは結果という先ばかりを見て、いま歩いている道の風景を見ていないために起きるのですよね。 
 例えば私の書く小説のゴールは完成、もしくは完成した作品を誰かに見てもらってからの反応になるのかもしれません。ですが、完成はともかく他者からの反応というのはあまりにも賭けです。望んだ反応が返ってくるとは限らない。放り出された挙句に踏みつけられて終わることもあります。
 それなのに期待してしまう「欲」というものは厄介ですね。さらに厄介なのは、「欲」が完全にないと創作は難しくなるのですよ。
 私が今年五周年を迎える『花園の墓守』を書き上げられたのも「たかファレが書きたい」という欲があったからですもの。だから、あれほど頑張れた。いまはそこまで頑張ることは難しいです。
 年を経て、昔より私の中の顕示や承認といった「欲」は薄れてきました。
 それはそれで楽なのですが、創作する身としては危機でもあります。いまはそうした不安定な状況でもありますが、その状態で結果という欲を表に出すと一層危険です。
 なので、いまは作品を組み立てていく過程に目をやりたいなあというところに戻ります。
 誰かを頼る「欲」ではなく、私が読みたい、私だけが書けるものを作っていくことを楽しめたら良いのです。
 何を読みたいのか。主に推しカプである、カクサレちゃんなど、といういつもの話に戻ります。あとは「なんとなくいい話」というものを書くことも好きです。「なんとなく」がポイントになります。読んでいて、オチがしっくりくると嬉しいのですよね。

 まあ、とりあえずは誰かに認められるために小説を書き、絵を描くのではなくて、自分の心の中にある「美しいもの」を顕したいという「欲」をもっと大切にして進んでいきたいです。
 悩んで立ち止まることもあります。
 だけれども、行かねば届きはしないのです。



 それでは。
 全ての方に、心ときめく出来事が訪れますように。


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