新作の出汁をいかにして作るか 2021/09/11

 こんにちは。涼しさが心地良いですが、多少の寂しさを抱く季節にもなりましたね。成瀬です。

店シナリオの感想】
 前回のシナリオ感想があまりにもざっくりとしたものでしたので、今回の店シナリオ感想は備忘録も兼ねるために適性や気になった技能の紹介などもしてみましたが、いかがでしょうか。
 少しでも探している技能が見つかる手助けになりましたら幸いです。あんまり書くことでもないですが、結構時間をかけて記事を書きましたので。
 カードワースの世界は長く深く、それだけ探索は困難と未知に溢れてもいます。代わりにいくつもの新たな可能性やフレーバーが見つかる楽しみもあるのです。
 今後も、少しずつですが詳細な感想を書けたら良いなと考えています。
 店シナリオだけではなく、短編シナリオの収入や場所など。後の方がカードワースを始めた時の一助になるようにがんばります!

【新作の出汁作り】
 一次創作の長編小説。二月くらいからずーっと頭を悩まされ続けていました。
 書きたいテーマはありますし、その世界を舞台にガルディアさんとサーラスさんで一度書いてもみましたが、なかなか長編として説明が難しい。

 次の新作のメインとなる出汁も、「言葉」になります。
 前作である『花園の墓守』も「字」が大切なテーマとしてありましたが、私は小説でも言葉というものに拘りたいみたいです。そこははっきりとしていました。ただ、問題なのは字のみですでに存在している「言葉」や「概念」を改めて、どのように伝えれば良いのかが難しいということです。
 イラストや漫画でしたら、字や言葉を視覚的に変換して表現することが出来ます。ですが、字で言葉というものを新たに説明しようとすると、とてつもなく難しいのです。少なくともいまだに私は苦戦しています。
 何が難しいのかを書きながら考えていましたが、理由の一つとして普段は直感的に理解していることを、言葉にして説明し直すという手間。それを読み手の負担少ないまま行うのがなかなか難易度の高い行為で、投げ出させずにするのに気を遣います。
 心優しく付き合ってくださる読者さんもいらっしゃいますが、作品が氾濫している時代ですから、わかりやすく面白いものに流れるのは当然なのです。
 そこで自分の作品をどこまで平易にしてわかりやすくするか、さじ加減に毎回拘ってしまいます。これでも。
 自分の世界を貫き通すか、伝わりやすくするか。ここで悩めるようになったのは成長でもあるのですけれどね。

 いま、新作のキャラクターも少しずつ集いつつありますが、彼らを動かしながら物語を紡ぐのは相当苦労しそうです。その覚悟は決めています。
 もう一つ悩んでいるのは構成です。書きたいところまで書き切るか。それともあらかじめ投稿出来る長さに収めるか。それによって造りが大いに変わります。公開の仕方も考えるでしょう。
 とはいっても、まだ書きたいシーンのリストアップ段階ですので、おそらく長さは前者になると思いますが、本当に書き始めたら次の作品は『花園の墓守』以上に長いお付き合いになることは確実です。
 それを楽しむためにも、彼らを上手く伝えられるキャラクターシートも少しずつ用意していくことになるなあと考えている現在です。

 悩んでいるところも多いですが、これだけは言えます。
 まだ書きたいものが尽きないということはとても幸せなことなのです。
 だから、がんばります。

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