こんにちは。一気に涼しくなってきたので全身が驚いています。成瀬です。
【無楽リブースト!】
今年の二月でしたでしょうか。
いきなり十年ものの、いや、結構な年月を使っていたのでいきなりではありませんが、外付ハードディスクが壊れました。
中に保存していたカードワースのデータもまとめて破損してしまい、一縷の望みをかけてお店に駆け込んでも「これは手遅れです」と言われてしまいました。
ようやくレベル八までたどり着いた彼らをこのまま闇に葬らせてしまっていいのか。いやいいはずがない。幸いにも線画のデータは別のメディアに保存してありましたので、塗りを改めて、キャスト絵を作って再結成させました。
その時のメタ話が『無楽リブースト!』になります。
無音の楽団が、不思議な遺跡の探索依頼を受けて、呪いにかかり愛する仲間こそ忘れてしまうということになる話。初めての二人称小説になるよう挑戦した作品でもあります。読み返すとなつかしい。構成を考えて小説を組むと、読み直したときに手応えが生まれるのも面白いですね。
サレトナちゃんが探偵役として事件を紐解いていく様子の緊迫感、さらに普段はあまり登場させられない宿の親父さんも良いキャラとして描写できたのではないかなあと。
『無楽リブースト!』は『花園の墓守』を完結させてから同人誌としての発行も終えたばかりで、自分の小説をどうしたらよいのか分からない時でした。
ですので、懸命に「小説」を仕上げようとがんばった熱意を自分では感じ取れます。
そんな無音の楽団も、今月になってハーフアニバーサリーを迎えることに書いていていま気付きました。おめでとう。がんばった!
レベル十になってもまだどこかに卵の殻をつけている気もしますが、彼らにはこれからもがんばってもらいたいですね。また、見果てぬ冒険を楽しんでもらいたいです。
【過去を知りたい】
今回の話題も無音の楽団。
実は設定が綿菓子のふわふわ感で成り立っているため、もう少しキャラクターの過去について知りたいといま思っています。無音の楽団の中でも一番謎なのはタトエ君なのですよね。彼の過去には強いトラウマも悲劇もないでしょうが、それは「事件が起きなかった」ためか、相応の出来事があっても乗り越えられる強さをタトエ君が持っているためか。
おそらく後者だとすると、きっついことの一つや二つをタトエ君に聞き取らないといけない。それを素直に私へ話してくれるのか。ソレシカさんは聞き耳を立てずに済ませられるのか。
無音の楽団、一人一人の過去話も実際に書いてみるか悩みます。
彼らの未来はわりと確定しているのですが、まだ冒険という青春を楽しんでもらいたいので、どういった未来をカクヤをはじめとする無音の楽団が歩むのかは伏せておきます。
ただ、バッドエンドはないです。
いつも笑っていてもらいたいから。
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